NMF


NMFは天然保湿因子といい、その名の通り皮膚の1番表面の層にある角質という細胞の中にあり、肌の保湿を担う天然の物質です。


その働きは簡単に言えば水を大量に抱え込んで角質細胞に水分を取り込み蓄えることです。


これはもう一つの角質細胞の外側にある細胞間脂質という物質とともに角質層に水分を保持するための2大要素の1つ。


普段、私たちが肌の潤いや滑らかさ、キメの細かさなどと言っているものはこれらが蓄える水分の量で決まります。


NMFはスポンジのような作りの物質でアミノ酸や乳酸からできていて、大量の水分を抱え込むことができます。


NMFの量が豊富にある事は肌を良い状態に保つ上で最も大切な要素の1つです。



NMFはその基になる物質(フィラグリンという)が角質層のもう一段下にある顆粒層ででき始めます。

顆粒層で作られるケラトヒアリン顆粒と言う物質が


フィラグリン → ペプチド → アミノ酸


へと数日かけて徐々に分解・変化していき、NMFと変わっていきます。



皮膚が乾燥炎症を起こしていると、角質細胞が最下層で生まれてから最上層の角質層にまでしっかり時間をかけて育つことができなくなり途中でボロボロと剥がれ落ちてしまいます。


こうなると十分にNMFが作れなくなり皮膚の乾燥が進んでしまいます。


なので、NMFが十分に作られるためにはターンオーバーの期間が守られNMFが育つ期間がしっかり確保されることがとても大切なのです。




index はこちら→

0コメント

  • 1000 / 1000